保育所から

先週と今週、キッズプレイスに新しいお友達が2人(2歳の男の子のKくん、0さいの女の子のAちゃん)増え、にぎやかになってきました。保育園もお友達がいっぱいになり、みんな楽しそうです。

急にお友達が増えたということで、急遽、2人の先生にキッズプレイスにきてもらうことになりました。けいこ先生とあやこ先生です。けいこ先生は今まで長年、保育園や幼稚園で勤務されてきた、保育のことなら何でも知ってる、超ベテラン先生です。あやこ先生はベビーシッターで子供たちとずっとふれあってきたので、子供を喜ばすことがとても上手です。とても明るい、楽しい先生たちです。

どうかよろしくおねがいします。

今、どんどん月極めで入園したいという連絡がキッズプレイスにあります。とてもうれしいことです。一時保育も毎日たくさんのお友達が来てくれています。

最近、小笹にある料理教室に通われている生徒さんのお子さんがきてくれています。そこの料理教室は託児をするところがないので、キッズプレイスと託児の契約をしてくれました。今まで子供のいる生徒さんは、子供を預けるところがなく、お料理教室になかなかいけなかったみたいですが、預けるところができたということで安心しているみたいです。これから、子供がいてなにかしたいけど、なかなか‥と思っている人の力になっていきたいですね。

キッズプレイスはまだ開園して10ヶ月ですが、子供の笑い声がたえない保育園になってきました。

キッズプレイスのブログをいつも読んでくださりありがとうございます。これからも、ブログを書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

2008年6月20日薬煎院薬局から

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キッズプレイスのブログをいつもご愛読頂いている読者の方より、最近ブログの更新が遅いのではないかとのご指摘を頂きまして、大変反省しております。
実は…、その…、いろいろありまして、最近やや忙しくしており、更新が遅れがちになっておりました。申し訳ありません…。

😆
本日は季節にちなんだ?梅雨場の洗濯物の話題です。
九州も梅雨に入って雨や曇り空の日が続いていますね。

こんな季節はキッズプレイスの子供達も園の外にお散歩に出かけられないので、じっと我慢の季節ですね。でも園内が広いのでみんな柱の周りを走り回って汗だくです。4月、5月に入園した園児さん達もすっかり園に溶け込んで、毎日みんなでお遊戯をしたり、追っかけっこをしたりしてとても楽しそうです。この間まで「ママー…」と、ずっと泣いていたMちゃんやOちゃんも見違えるほど元気に遊んでいます。

🙄
お母さん方がお子さんが園になれてほっとしたのも束の間、梅雨はお母さんにとって、とても憂鬱な季節ですね。汗をかいた子供たちの服を洗濯をしても、雨が降っていては洗濯物を外に干せないので、どうしても部屋干しになってしまいますね。

最近は部屋干し用の洗剤が売られているとはいえ、部屋干しするとどうしても衣服が臭くなってしまいますが、これどうしてでしょうか、理由は、服につているバクテリア(雑菌)の繁殖のせいです。
冬に部屋干ししても衣服が臭くなることはあまりありませんが、梅雨は気温が20?30℃ぐらいと高いため、衣服が乾燥する前に雑菌が大繁殖してしまいます(大増殖する条件が整っています)。雑菌の増殖には水と高めの温度(気温)が必要です。また衣服の匂いの強さは菌の数と比例します。

洗濯をしても、雑菌を完全に除去することは困難です。部屋干し用の洗剤には雑菌の増殖を抑える成分が入っていますが、それでも完璧に菌の増殖を抑え込むことは難しいと言えます。

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洗濯物を臭わなくするには、15度以下で雑菌の繁殖を抑えながら洗濯物を乾かすか、雑菌が繁殖する前に乾かすか、しかありません。冬場の洗濯物が臭わない理由は、気温が低いために雑菌の増殖が抑えられることと湿度自体が低いためです。一方、晴れた日の洗濯物や夏の洗濯物が臭わないのは、菌が増殖する前に洗濯物が乾いてしまうからです(菌は太陽の光(紫外線)に弱いので、晴れた日の洗濯物が一番衛生的と言えます)。

困ったことに、もし洗濯物が臭ってしまったらどうすればよいでしょうか。一度臭ってしまった洗濯物は、洗濯を繰り返しても臭うようになります。そんな時は、一度菌を完全に消毒するしかありません(これを滅菌といいます)。それには、3つ方法があります。次亜塩素酸系の除菌剤(ハイターなど)を使うか、晴れた日に衣服の裏表をよく太陽の光にあてて紫外線滅菌することです。
また、もう1つの方法はホテルのバスタオルやシーツなどに行われているのと同じ、熱湯消毒(スチーム消毒)です。ご家庭の場合は、臭くなった服をバケツに入れて、ヤカンで多めに沸騰させたお湯を注き、漬け込むことで代用できます(この方法は生地が丈夫なジーパンやバスタオルなどに適しています。くれぐれも火傷に注意して下さい)。
いずれの場合も色柄ものや素材により衣服がダメになる場合がありますので、表示などを確かめて注意して行ってください。

😕
また臭くなる衣服は、体から出た蛋白質や脂質が繊維の隙間の奥深くに浸透し、こびり付いたものが多く、これらを「餌」として雑菌が増殖します。つまり若くて汗や皮脂をたくさん出す人か、長い間着た服などが臭いやすくなることになります。いくら滅菌しても、すぐまた臭うよであれば、まずは蛋白質や脂質を溶かす酵素が入った洗剤に衣服を漬け置きしてから、雑菌の餌となる汚れを落とすことが先決になります。また洗濯機自体についても、糸屑をこまめに捨てたり、専用のカビ取り剤で定期的に消毒することも必要です。

😮
ついでに我が家の梅雨場の洗濯物対策をご紹介しておきます。
我が家の梅雨の洗濯物はお風呂の後で洗濯をして、寝ている間に乾かしています。
梅雨場は、洗濯機での脱水時間をやや長めにします。また洗濯した衣服を4畳半くらいの狭い部屋に干し、除湿機を4時間くらい動かしています。この時、除湿機から噴き出す風が洗濯物に当たるように干し方などを工夫します。また洗濯物が多い時には除湿機と同時に、弱風にして扇風機を動かします。
きれいに乾かすポイントは、除湿機の作動時間を長めにすることではなく、風をまんべんなく洗濯物に当たるようにすることです。これにより早く乾かすことができます。
またこの方法のメリットとしては、部屋の中そのものも乾燥できることです(カビの発生の防止になります)。クーラーのあるご家庭では除湿モードで代用できるかもしれませんが、どの部屋でも持ち運びできる点では除湿機が1台あると重宝します。

😯
梅雨だけに鬱陶しい話題で申し訳ありませんでした。しかし、コツを掴めば梅雨場の洗濯物も快適にこなすことができると思います。これからの季節はお子さんが汗をかきやすくなりますので(夜も寝汗がたくさん出ると思います)、皆さんいろいろ工夫してみてください。

保育所から

😀
4人ほど行けなかった園児さんがいましたが、今日、6月5日は、キッズプレイスの近くにある老人ホーム「ウィズ長丘」に11人の子供たちと行ってきました。

😮
数日前から子供たちには、「6月5日はおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行くのよ、一緒にご飯を食べるのよ」と話をしていたので、子供たちは朝から大はしゃぎでした。

😯
11時15分にキッズプレイスを出発して、11時半ごろ老人ホームにつきました。老人ホームにつくと子供たちは最初、おじいちゃん、おばあちゃんにびっくりして泣いてしまう子もいましたが、おじいちゃん、おばあちゃんが子供たちに握手してくれたり、頭をなでてくれたので子供たちも少しずつニコニコ顔になりました。

😀
おじいちゃん、おばあちゃんにだっこしてもらったり、子供たちからあいさつをしに行ったり、おじいちゃんおばあちゃんと話をしまがらごはんを食べたり、おばあちゃんにご飯をたべさせてもらったり、子供達はとてもうれしそうでした。

交流して、ごはんを食べて、お話しているとあっという間に帰らないといけない時間になりました。とても充実した交流会でした。
老人ホーム訪問
保育園に帰る前におじいちゃん、おばあちゃんたちと子供たちで写真をとりました。

😳
おじいちゃん、おばあちゃん「またきてね」子どもたち「またくるね」といい老人ホームを後にしました。

みんなおじいちゃん、おばあちゃんにかわいがってもらって、おじいちゃん、おばあちゃんと触れ合うことができてよい体験ができてよかったね。

保育所から

😯
5月ももう終わりになりました。

4月、5月と入園したお友達は、最初はママと離れてずっと泣いていましたが
今ようやく園になれてきました。
😥

ママと離れても泣かなくなったり、先生に子供達から笑顔で
話しかけてくれたり、みんながみんなニコニコの笑顔になってきました。

5月には、3人のお友達が新たにキッズプレイスに入園してくれました。

入園したときはご飯をまったく食べなかったけど、今はいっぱい食べれるようになった子、
最初はお友達と遊べなかったのに今はお友達が大好きになった子、

:mrgreen:
おむつだったのにトイレに自分でいけるようになった子、
はいはいが出来なかったのにできるようになった子、

歩けるようになった子、
人見知りが激しかったのに今は先生やお友達に積極的に話しかけてくれるようになった子、
お友達のおもちゃをとっていたのに今はお友達におもちゃを渡してあげるようになった子、

😉
この2ヶ月間で子供達はたくさん成長しました。
これからも子供達の成長をみていきたいと思います。

5月の思い出

私の保育園では毎日朝の会で絵本の読み聞かせをしたり、
歌を歌ったり、設定保育では子供達がわくわくするようなことをしています。

子供達は朝の会の時はしっかり椅子に座って絵本読み
に集中できるようになったり、元気に歌を歌って毎日を過ごしています。

😛
もっともっと子どもたちが楽しく成長していってくれればと思います。

2008年4月23日薬煎院薬局から

 昨日は朝のおやつの後で、まゆみ先生が製作(端午の節句の鯉のぼり作り)をされると言うことで、私もお手伝いとして朝から保育園に来ていました。
😀
また朝10時に見学のお母さんが3名みえられました。みなさんお子さんもご一緒でした。キッズプレイスには皆さんお子さん連れで見学に来られることが多いです。

😯
一方、おやつの後で0才児のK君のご機嫌が悪く、泣きやむ気配がありませんでした。
 おやつの直後にもかかわらず機嫌が悪いのは十中八九、眠いのだろうと思い、別室のベビーベットにK君を抱いて行き、背中をトントン叩いてあげると、程なくすやすやと寝入ってしまいました。

🙄
しかしK君のことで頭が一杯になっていたのか、自分自身で何かを忘れているような気がしていました…。?
そうです、見学に見えられたお母さん方に自己紹介することをすっかりど忘れしていました。どうも何かがしっくりこないと気にはなっていたのですが、そのことに気づいたのはお母さん方が帰られた後でした。

😳
なんと無愛想な人だろうと思われたのではないかと気がかりです。バツが悪いことに、私は男性でしかも最年長と言うこともあり、頭の髪の毛も程よく薄く?、よく園長先生に間違われてしまいます(間違えられても仕方ない年格好なので仕方ないかもしれませんが…)。もし間違えられていたら、思いきり愛想の悪い園長先生になってしまいます(汗)。次回からは自己紹介を忘れないように気をつけたいと思います。

😐
見学していただきました皆さん、失礼致しました。キッズプレイスをよろしくお願いいたします。
m(_’_)m

2008年4月15日薬煎院薬局から

この話題も直接キッズプレイスには関係ないかも知れませんが、近くで起きた大事件で、とてもビックリしたことなのでブログに書いておこうと思いました。

😯
4月14日の夜、福岡市早良区西新2丁目で通り魔による殺人事件が起きました。20?25才ぐらいの痩せ形の男が78才の婦人を刺しました。先月の25日にも約800m離れた城南区鳥飼4丁目の路上で、帰宅途中の会社員の女性が同じ男とみられる犯人に腹部を刺されて大けがをしています。?

キッズプレイスの薬局は西新1丁目にあります。昨晩、薬局を閉めて帰ろうとしていた時に、やたらパトカーのサイレンがけたたましく鳴っていましたが、あまり気に留めずに交通違反をした車がパトカーに追っかけられているのかなと思いました。
また店を出た時に、大通りの向こう側に警察関係者がたくさん集まって非常線のようなものが張られていました。いったい何だろうと思いましたが、それでも、近所で泥棒でも入ったのかな、とぐらいにしか思っていませんでした。

しかし、自宅に帰ってテレビを見ていてビックリしました。
😯
おおっ、「殺人事件だったのか!」「しかも通り魔」…、すごく驚きました。

事件現場は薬局のショーウィンドウから良く見える路地の奥です。大通りの反対側ですが窓越しに良く見通すことが出来ます。

 翌朝、薬局に出勤すると、新聞記者や警察の刑事の方がドカドカとやってこられました。「○○さん(亡くなられた方)はこちらの薬局のお客さんではありませんか?」、「閉店前に怪しい男を見かけませんでしたか?」「この人相に見覚えは?」と、矢継ぎ早に質問されました。

 薬局に殺された女性がお客さんとして来ていたのではないかと言うのです。「こちらではドクダミやハトムギなども売っていますが、全てのお客さんの名前を控えているのではないので分かりません」「写真があれば分かるかも知れません」と答えるのが精一杯でした。

 ブログを書いている今も、現場を警察官が見回りをしていて、ああっ、たった今、読売新聞の記者の方が取材に来られました。「何か変わったことはありませんでしたか…」とのこと。
😕
今日は朝から晩までお客さんの数より取材記者の方の来店が多い日でした。

 しかし、78才の弱者を刺すとはとんでもない人間です。残念なことに犯人はまだ見つかっておらず、警察の方によると近くに住んでいる可能性もあるとのことで、少し不安になります。早く見つけて欲しいものです。
😥
亡くなられた方は薬局の常連さんではありませんが、お店に来られたことがある方かも知れません。そう考えると心が痛みます。冥福をお祈りします。

2008年4月14日保育所から

😥
 キッズプレイスとは直接関係ないかも知れないのですが…。4月13日の未明、私の家で飼っていたフェレットの1匹が死んでしまいました。名前は「とら」と言います、男の子で4才5ヶ月でした(人間の年齢でいえば70才位だと思います)。
MemoryofTra白いフェレットが「とら」です

キッズプレイスの立ち上げの際からずっとアイドル的存在だったので、とても悲しく、心に大きな穴が空いたようです。今も喪失感に苛まれています。

 フェレットについてはご存じでない方も多いと思いますが、詳しくはインターネットや本屋さんのペット図鑑などを参考にされてください。フェレットはとても遊び好きで、ケージから出してあげると「クックックッ」と声をあげて喜びます。吠えたりすることも無く、お風呂好きで、トイレ決まったところにしてくれて、自分の生活を人間の生活に合わせてくれるなど、とても親しみやすい小型動物です。いつもハンモックの上で寝ていますが、ハムスターのように冬眠はしません…。

 私の家は一般的なサラリーマン家庭でしたが、小さいころから、犬や小鳥、金魚と言ったペットがいつも近くにいました。世話をするのは大変ですし、なかなか自分の思ったように動いてくれない部分もありますが、彼らは子供心に「動物や弱い者を大切にする」という、とても大切なことを沢山教えてくれたように思います。そしてつらいことでもありますが、動物たちは一番最後に、「命あるものは何時か必ず死んでしまうこと」を教えてくれました。

😯
 自分の子供のころと比べると、現代の子供たちはインターネットやゲーム等のバーチャルな世界に慣れ親しんでいて、外で遊ぶことや、生きた動物に接する機会が少ないようです。昔と違ってボタンひとつで快適な暮らしがおくれます。
 今の子供たちが慣れ親しんでいるバーチャルの世界では、リセットボタンを押せば、何度でもキャラクターが生き返ります。アニメの世界でも、奇跡や伝説のパワーによってキャラクターが復活します。

🙁
 学校で必要以上に陰湿ないじめが行われたり、一度キレると歯止めが利かない子供たちの存在は、幼いころから現実の世界と虚空の世界を混同しているからではないかと考えてしまいます…。
 子供たちに夢を与えることはとても大切なことですが、現実世界とバーチャル世界を倒錯するようなことがあっては良くないと思います。現実世界の動物たちは、酷いことをしたり、例えば強く叩いたりすると、弱ったり死んでしまうことを身を呈して教えてくれます。

 子供たちもいずれ大人になれば現実の世界の厳しさを知ることになると思いますが、弱いものや小さなものへの「思いやりの心」、「いたわりの心」は幼児期の体験が反映しているようにも思います。
 マンションなどでは大型動物は飼うことが難しいと思いますが、子供たちのために一生に一度だけでもペットを飼ってみてもバチは当たらないかも知れません。お子さんに必ず面倒を見るという約束をして、トライしてみてはいかがでしょうか。

 

2008年3月24日保育所から

 キッズプレイスにお子さんを預けようと考えられていて、「うちの子は人見知りがひどくて心配」とお話されるお母さんがおられます。
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人見知りがひどい場合、朝早く家を出て夜遅く帰ってくるお父さんにも人見知りをするお子さんもおられるようです。また久しぶりに訪ねて来たおじいちゃんやおばあちゃんに全くなつかず、お母さんとしてもつらい思いをされるという話も伺うことがあります。

 中には人見知りがひどくて将来自閉症にならないかと心配されるお母さんもいますが、これについては少々考え過ぎです。自閉症はあくまでも先天的な障害なので、人見知りがひどくて自閉症になることはありません。

 人見知り自体は、子供にとって安心することが出来る人物かそうでないかを見分ける判断能力が備わってきた証拠ですから、成長の証ともいえます。しかし、人見知りが激しいと、他人とのコミュニケーションが上手く行かず引きこもりなどになるのではないかと考えるのは親としては当然の事です。人見知りの激しいお子さんが、実際に将来大きくなって必ず引きこもりになるとは限りませんが、小さいころから家族以外の人の輪の中に直ぐに溶け込める能力を身に付けることはお子さんの将来にとって、非常に有益なことだと思います。

 なぜなら、集団生活の中を、上手に生きていくためには、「他人とのコミュニケーションを苦手に感じない」、「物事に動じない」能力を持つことがとても大切だからです。例えばお子さんが小学校に入学した時、他の子供や先生とのコミュニケーションを苦手に感じていると、いじめの対象となるばかりではなく、他人との接触がストレスとなって勉強さえおぼつかなくなります。これら能力の必要性は幼児に限らず、大人になっても同じです。コミュニケーション下手はビジネスなどの世界でも大きなマイナスとなります(余談ですが、私の経験として、私が某企業の研究所に勤めていた時、能力的に優れた人物は例外なくコミュニケーション能力が高い人ばかりでした)。
😯
 昔から「可愛い子には旅をさせろ」ということわざがありますが、これは、可愛い子供の将来を考えるなら、小さいうちから自分の知らない世界を体験させたり、他人とのコミュニケーションを磨かせるべきだというものです。知らない世界を見聞することで子供の感性を磨き、いろいろな人と出会いを通じてコミュニケーション能力を磨がくことや、成功や失敗の経験を積ませることの大切さを伝えています。

 子供を「旅」に出すのは高校や大学生になってからで良いと思いますが、もしお子さんが幼いなら、少人数制の幼稚園や保育園に預けることをお勧めします。
😉
 幼稚園や保育園に預ける場合のポイントとしては、短い時間でも良いので出来れば毎日預けられることをお勧めします。例えば、週に1回5時間預けるより、週5回1時間ずつ預けるほうがお子さんの人見知りの解消にはずっと効果的です。週1?2回のペースではお子さんが園に慣れないばかりでなく、逆に嫌いになったり他人への警戒感を増すことになりかねません。

 お子さんにとって、「家族」という縦のつながりの他に、「他人」という横のつながりの存在を小さいころから経験し、慣れさせることにより、必要以上に他人に警戒感を持つことをなくすことが出来ます(不要なストレスを払拭できる)。そうすることにより、常に物事を冷静に考える気質を身に付けることが出来るようになると思います。
🙄
 キッズプレイスでは右脳開発教室なども行っており、1日1?2時間程度お預け頂ければ、人見知り対策にも大変有効だと思います。一度考えて見られてはいかがでしょうか。

薬煎院薬局から

最近、花粉と黄砂が飛んでますね、どちらもかなりの量のようです。私も「小青竜湯」という漢方薬を飲んで頑張って耐えています(笑)。
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そんな私は、去年の3月まで東京に住んでいたいのですが、先日(3月4日?5日)の黄砂を見て、福岡の黄砂の量にビックリしました。本当に凄かったですね!
😯
黄砂はゴビ砂漠の砂が風に巻き上げられて飛んでくるらしいですが、大きな重い粒子は東シナ海ぐらいまでに落下するので、日本には粒の小さい軽い粒子が飛んできます。

問題は、この黄砂の微粒子が某国の大気汚染地帯を通過して化学物質を吸着して日本に飛んでくることです。黄砂は砂ですから、その組成の大部分は二酸化ケイ素、いわゆる「シリカゲル」と同じです。シリカゲルはいろいろなものを吸着する性質を持っているので、黄砂が大気汚染地域を通過するとその汚染物質を吸着することになります。これをみんなが肺に吸い込むのですから大ごとです。

 春になるとスギ花粉症が問題になりますが、実は、スギ花粉だけで花粉症になることは少なく、花粉症の発症には、ディーゼル車の排気ガスに含まれる真っ黒の微粒子「カーボン粒子」が関与していることが実験的に明らかにされています。もしスギ花粉だけで花粉症になるのであれば、杉の山林に人が住めないことになります(杉を植林すること自体が公害になってしまいますが、そんなことはありませんよね)。

 カーボン粒子は粒子の表面にいろいろな化学物質が付いており、吸い込むと、鼻や肺の粘膜を刺激したり、免疫細胞を悪い方向に刺激します。当然カーボン粒子を吸い続けると花粉症が避けて通れません。
 黄砂もカーボン粒子と同じで、微粉末で表面に大気汚染物質を吸着して飛んでくるので、カーボン粒子同様に注意が必要です。特に黄砂がひどい時はマスクを付けた方が無難です。
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福岡の街はN鉄バスやトラックがたくさん走っていますが、残念なことに、東京のバスやトラックように1台、1台、カーボン粒子を取り除く「フィルター」を装着していません(東京ではディーゼル車にフィルターを付けないと都内を走れません)。バスやトラックの排ガスに加えて、有害物質を吸着した黄砂まで飛んできては、福岡の子供たちの行く末が心配になります。
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隣国の大気汚染の問題は日本の政府に、バスとトラックの排ガス対策は県や市に頑張ってもらわないといけませんね。また私たちも自己防衛が必要ということでしょうか
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2008年3月12日保育所から

 ホームページでもお知らせしておりましたが、キッズプレイスではフラッシュカード方式による右脳開発プログラムを行っていこうと考えています。3月中旬から初めて、本格的なスタートは4月以降の新しいお友達を迎えてからになる予定ですが、今日はテストとして、現在の園児さんの前で園のプロジェクタを用いて、いろいろな数字やアルファベット、ドッツ、国旗をフラッシュしました。
😀
 「テスト」をした理由は、フラッシュを見た園児さんたちがどのように反応するかとても興味深かったためです。しかし、結果的にはみんな興味津々で大変良い感じでした。
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 フラッシュカードによる右脳開発とは、数字やアルファベット、ドッツ、国旗、漢字、掛け算、足し算、引き算…など、いろいろな情報が書かれたカードを0.5秒程度の短い時間で次々に子供たちに見せていくものです。
 0.5秒間隔で何百枚ものカードを流していくことになるため、大人が見れば「早すぎて分かりにくい!」「もっとゆっくり流して!」「意味がよく分からない」などと、文句や小言が出てくるかもしれませんが、実は「分かりにくい」というのが良いのです。
人間の脳は膨大な情報を処理することが出来ますが、分かりにくい情報に対しては、「感覚的」に捕らえようとします。この時、分かろう(理解しよう)とするのは主に左脳の働きによるものでリ、感覚的に捕らえようとするのは右脳の働きによると言われています。
 大量のフラッシュカードを流すことにより、子供たちの頭の中は左脳を使ってその情報が何であるかと理解しようとするのではなく、「感覚」で捕らえようします。フラッシュカードの目的は、理解させることではなく、右脳を働かせて感覚的に捕らえるところから入っていきます。先の文句や小言のように、大人の頭では1つ1つの情報を正確に理解しようとしますが、それでは「左脳開発」になってしまいます。真っ白な頭を持つ子供たちであるからこそ、理解しようとするのではなく感覚で捕らえようとし、その結果として右脳が鍛えられるというわけです。つまり、分かりにくくて良いのです。
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 一方、何度も感覚として捕らえた情報(体験)は、忘れにくいという特徴があります。スポーツで言えば体で覚えるという感じに似ています。好きな流行歌を何度も繰り返して聴くと、頭の中にいつまでも覚えていることとお同じです。運動にしても音楽にしても、感覚的に捉えているのは右脳の働きによります。
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 しかし問題点として、フラッシュするときに子供たちがある程度カードに集中していなければ、いくらフラッシュしても良い効果は得られないと思われます。ある程度リラックスしながら、友達と一緒にのめりこんでもらうことが出来れば(フラッシュを好きになってもらえば)とても理想的といえます。

 今日のテストは、6畳程度の広さで、園の一番奥にあって最も静かな保育室を使うことにしました。子供たちに集まってもらい、椅子に座ってプログラムを受けてもらいました。プロジェクタを用いましたが蛍光灯をつけて部屋は明るままとしました。ただし子供たちの注意が外の風景に向かないようにカーテンは閉めました。また、プログラムは1日に2回に分けて行い、子供たちの様子(集中の度合いの違い)を観察しました。
 年齢は0才から3才の子供たちでしたが、壁に映し出されるフラッシュカードの絵を見て一緒に数字やアルファベットを口ずさんだり、手を叩いて音頭を取っている子も居ました。子供たちの目は一応に画面に釘付けになっていました。驚いたことに、となりの部屋から0歳児の園児さんがベットから乗り出してカードをじっと見つめていたのには驚きました。
子供たちは2回ともフラッシュカードにノリノリで、初日としては手ごたえを感じた1日でした。これからも環境を変えて子供たちが興味を持ちながら集中できる条件を探って行きたいと思います。
😉

2008年2月12日薬煎院薬局から

大寒(1/20)、立春(2/4)、雨水(2/19)、啓蟄(3/6)、春分(3/21)…と二十四節句が進むにつれて花粉症に代表されるアレルギーの季節を迎えます。花粉症をお持ちの方にはつらい季節になりますね。
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 キッズプレイスの薬局(薬煎院薬局)でも小さなお子さん向けに漢方薬を作ることがあります。お母さんが2?5才の小さなお子さんの処方箋持ってこられて、21?28日分の煎じ薬を作ります。ほとんどはアトピーの処方が多いです。
 大人でも味の良くない煎じ薬を小さな子供たちが飲んでいるのかと思うと、調剤をしていて心苦しくなります。しかし、漢方薬は自然の草根木皮からなり食べ物の延長上にあるため、重篤な副作用が少なく成長期のお子さんにも(新薬よりも)安心ですから、そのことが救いです。
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 漢方薬の使い方として、特に花粉症やアレルギーをお持ちのお子さんには(大人の方も同様です)、今ぐらいから早めに漢方薬を服用して体質改善を図ると春先の症状が改善されます。漢方薬は新薬と違ってアレルギーに対抗するための体質改善を図れるところが大きく違うところ(メリット)です。体質に合わせていろいろな処方がありますから、ご興味があればご相談下さい。薬煎院薬局では全国から煎じ薬の注文を受けています。薬煎院薬局のWEB相談ページから、あるいはキッズプレイスのスタッフまでお尋ね下さい。
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 薬局の宣伝はさておき、お子さんがハウスダストによるアレルギー(アトピー)症状がある場合(現在症状が無くても予防的にも)、冬の間の部屋の換気に十分に心がけられることをお勧めします。春先以降のアレルギー症状の悪化を減らすためにも冬の換気は大事です。

 自宅の窓がサッシの場合、右上に換気用の小窓がついていないでしょうか。防犯上問題なければ、日中外出される際に、何時もこの子窓を開けておく事をお勧めします。もし小窓がなければ(あるいは防犯上問題があるようでしたら)風呂の入り口を開けて、風呂の換気扇を回しておいても良いと思います(換気扇の電気代は1日回しても10円位だと思います)。

 なぜ部屋の換気が必要なのでしょうか…。その理由は、冬に換気を行うことにより、乾燥を嫌うダニを死滅させることが出来るためです。さらに、空中に漂うダニの糞を家の外に出すことが出来ます。
 家の中で嫌われ者のダニが生存するためには適度な湿度が必要であり、冬場に空気が乾燥するとダニは死んでしまいます。しかし換気を行わないで部屋を閉め切った状態にしていると湿度が保たれてダニが生き残り繁殖し続けます。

 一方、ただでさえ小さいダニですが、その糞はさらに小さく、人が歩くだけで簡単に舞い上がって空中を浮遊します。ダニの糞が空中を舞っていること自体気持ちが悪いものですが、たちが悪いことにハウスダストによるアレルギーは、ダニそのものよりもダニの糞の方が強いアレルギー反応を引き起こすと言われています。

 冬の間に十分に換気をおこなうことにより、ダニを死滅させ、その糞を減らすことができます。掃除の時に窓を全て開けて換気をすることも忘れないようにしてください。

 一方、(不快な話題が続きますがお許しください)換気をすると当然家の中の温度も下がりますが、これによってゴキブリなどの害虫も死滅します。なぜなら、通常ゴキブリは寒さに耐えられず越冬できないからです(残念ながら卵は別です)。最近では冬でも家の中が暖かいため(例えば冷蔵庫のコンプレッサーなどの熱源部分)、冬に死に絶えてしまう筈の害虫(ダニやゴキブリ)が生きながらえて、春先の温度の上昇によって勢いを増す悪循環が起こります。

 夜のうちに暖房などで室温が上がった家の中は、当然湿度も上がっています。そのため、家族がいない昼間、十分な換気をして室温を下げることにより、害虫駆除にもなります。また換気によって家の中の余計な湿度を下げることによりカビの発生も抑制することが出来ます。

 余談ですが、梅雨場に部屋の中で洗濯物を干すと嫌な臭いがすることがありますが、これは洗濯後にキレイになった衣類に、わずかに残っていた菌(主に細菌)が繁殖するために起こります。菌が繁殖しなければ嫌な臭いは起こりません。菌は「適度な温度」と「水分」があると繁殖します。冬場は洗濯物がぬれて「水分」が十分にあっても気温が低いために菌は繁殖出来ません。

一方、家の中に結露が起こる場合の原因は、カビ(真菌)によるものです。カビも「適度な温度」と「水分」を必要とします。冬場に家の中が結露すると言う方は、昼間に可能な限り換気を行って家の中の温度を冷やしてください。室温が低ければカビは繁殖しませんし、また換気を行うことによって余計な湿気も早く除くことが出来ます。

本格的な花粉の飛散が始まる前の冬の間に十分な換気を行なって、ダニなどのアレルゲンを出来るだけ減らして、健康的に春を迎えてください。

2008年1月31日薬煎院薬局から

 突然ですが、赤ちゃんの夜泣きや疳の虫は大変ですね。毎晩続くとお父さんもお母さんも寝不足が続いて疲労困憊してしまいます。
 幼児の夜泣きや疳の虫には昔から「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」という漢方薬が有名ですが、赤ちゃんとなると漢方薬という訳にはいきません。
 そこで耳寄りな知識を1つ。米国の小児科医のHarvey Karp博士は、赤ちゃんを安眠させるための5つの方法を提唱しておられます。
(ちなみに参考になる書籍には次のようなものがあります赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ
赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法…)

 カープ博士は、赤ちゃんの安眠のためには、お母さんの子宮の中の環境を再現することが理想と考えました。そこで、赤ちゃんを上手に寝かせつけるに、赤ちゃんが恋しがるお母さんの子宮の中の環境を再現するための5つの方法を提唱されています。

1.Swaddling スワッドリング
赤ちゃんをタオルなどでぐるぐる巻きにしてあげること。
 赤ちゃんはお母さんの子宮の中で適度に締め付けられていたので、何も締め付けられない状態ではすごく不安になるようです。むしろ体全体を包み込むような密着感があると安心します。
北欧だったと思いますが良く泣く赤ちゃんを寝かせつける伝統的な方法として、赤ちゃんをぐるぐる巻きさせる風習があります。赤ちゃんを巻く時には専門家に指導を受けることをお勧めしますが、赤ちゃんの腕を下げた状態で、上半身を若干きつめに、下半身をゆったりするように巻いていきます。薄手のタオルを使い、苦しがるほどキツク巻き過ぎないように注意します(分厚いタオルで巻くと体温が上がり過ぎるので注意して下さい)。
赤ちゃんでなくても、小さな子供が狭い所や窮屈な段ボールの中に入ったまま出て来なくなったり、その場所で寝てしまったりして困ることがありますが、これは同じようにお母さんのお腹の中を思い出して安心するからなのかもしれませんね。

2.Shushing Sounds シャーシング・サウンド
 赤ちゃんは、「シャー」とか「サー」あるいは「ザー」と言った感じのノイズ(ラジオやTVで選局していない時に出る音;ホワイトノイズなどとも呼ばれます)を心地よく感じます。これはお子宮の中で赤ちゃんが聞いていた、母さんの血管を血液が流れるの音です。ベビー用品のお店に行くと乳児用の音が出るおもちゃがありますが、心臓の拍動音や「シャー」という音が出るものがあります。周期的に繰り返す音を聞くと赤ちゃんは安心するようです。波の音や風の音などのヒーリング用のCDなども売られていますが、赤ちゃんの個性に合わせて好みが違うかもしれませんから、何が良いか試してみるのも良いかも知れません。

3.Swing スイング
 小刻みに揺らすこと。赤ちゃんは揺らされると羊水の中で揺れている感覚を思い出します。お子さんを車に乗せてドライブするとよく眠りますが、これは、子宮の中の羊水の中で揺れている感じに似ているからではないでしょうか。キッズプレイスでも良く泣く赤ちゃんはゆりかごイスに寝かせて揺すって寝かせつけています。
注意点として泣きやんだり、喜ぶからと言って強く揺するのは絶対に良くありません。また小刻みに揺する場合も長時間(ある例では15分以上)続けることは禁物です(乳児揺さぶり症候群SBSにご注意)、ゆっくりと揺することが大切です。

4.Side or stomach lying(Side/stomach position)
 赤ちゃんを横むきあるいはうつ伏せにしてあげること。赤ちゃんを横向きにすると胃の消化を助けることにもなります。一方、当局からの通達もあり、立場上「うつ伏せ寝」を推奨することはできません。しかし、うつ伏せにすると赤ちゃんは安心したようによく眠ります。また、ミルクをもどし易い赤ちゃんも、うつ伏せにするともどし難くなると言われています。赤ちゃんがどうしても夜泣きする時などは「うつ伏せ寝」も選択肢の1つになるかも知れませんが、いきなりうつ伏せ寝を始めるのは大間違いです。最初は頻繁に様子をチェックしながら練習することが大切です。SIDS(乳幼児突然死症候群)にはくれぐれも気を付けてください。
 下に米国消費者製品安全委員会(CPCS)のうつ伏せ寝に対する警告を示しておきます。これを見ると冬場はうつ伏せ寝をしない方が安全です。

1.ベッドはアイロン台の堅さが良い
2.シーツは弛まないようにピンと張る
3.枕は絶対に使わない
4.短い袖の衣類を使う(長いと口を塞いで窒息する可能性がある)
5.何かで顔をおおうことがないようにする
6.あおむけ寝以上の注意をそそぐ

 SIDSは未熟児の赤ちゃんや喫煙されるお母さん、また母乳でなくミルクで育てている赤ちゃんにに多いと言われています。

5.Sucking サッキング
 口で何かを吸うことです。子宮にいる時でも赤ちゃんは自分の指をしゃぶっています。これは生まれた時にお母さんの乳首を吸う練習だと言われています。どうしても泣きやまない時はおしゃぶりが役に立ちますが、癖になるのでご注意を…。

以上5つに意識しながら赤ちゃんを寝かせつけてみてください。複数の要素が揃うほどおお泣きしないで赤ちゃんが寝てくれると思います。

参考までに(あくまでも体験談です。うつ伏せ寝は自己責任でお願いします)
 我が家では、首のすわりが確認出来たころから、徐々に様子を見てうつ伏せ寝の練習をはじめ、6か月過ぎてから本格的にうつ伏せ寝に変えていきました。うつ伏せ寝の練習には特に神経を使いますが、やはり、うつ伏せの方がぐっすりと寝てくれます。またうつ伏せ寝に比べて仰向けだと、赤ちゃんのお腹がすきやすいような気がします。仰向けの時は夜中にお腹がすいて泣いてしまい、ミルクを飲むとすぐに寝ていました…。
 また我が家では、寝る前はなるべく母乳やミルクを飲ませ、いつもα波が出るというクラシックのCDをかけていました。
 カープ博士が提唱されている安眠のための方法を意識しながら色々と試してきましたが、やはり、毎日「規則正しい生活」を繰返すと、赤ちゃんは自然とぐっすり眠るようになるような気がします。いろいろ手を凝らしても「生活のリズム」が整わないとダメそうです。生活のリズムは6番目に必要な要素かもしれません…。

以上、上手な赤ちゃんの寝かせ方について、赤ちゃんを持つお父さんお母さんのお役に立てば幸いです。

ご参考まで…、128番目の記事にも赤ちゃんの夜泣き対策の記事を書いております?

2008年1月7日薬煎院薬局から

新年、明けましておめでとうございます。今年もキッズプレイスの保育所と薬局をよろしくお願いいたします。
昨年末にインフルエンザのことについて書きましたが、ポツポツと反響があり嬉しく思っています。漢方薬はタミフルと同等以上に有効という結果が出ていますが、「味が苦い」のでお子さんにそのまま飲ませるのは難しいかも知れません。この場合は、ハチミツやシロップを入れるなどの工夫をすると良いです。

さて、今日は赤ちゃんの着せ過ぎについてです。
冬になるとキッズプレイスに登園する赤ちゃんも温かい服装でやってきます。
よくよく観察していると、園についてから上着のジャンパーやおくるみを脱がせると、その下に3枚も服を着ている赤ちゃんがおられます。寒い冬空に出かけるので仕方ないのですが(お父さんお母さんの愛情の深さかも知れません…)、お家や保育園にいる時は薄着がおすすめです。
私も含め、ついつい親ごころで冬には厚着をさせたくなりますが、暖房された室内や車の中では厚着をさせていると赤ちゃんがのぼせてしまい、また、お尻では湿気がこもって「おむつかぶれ」の原因になることが多いようです。
室内での服装は厚着にならないようにして、寝る時は毛布や布団で調整するのが理想です。

秋から冬にかけて生まれた赤ちゃんの場合、冬に厚着をし過ぎると暖かい季節に生まれた赤ちゃんより寝返りやハイハイが遅れがちになるようです。また、厚着により突然死症候群やアトピーにもなりかねません。赤ちゃんは大人に比べて体温調整の機能が未熟で、また汗っかきでもあるため、適度な保温性と通気性を考えて、こまめに服装を選択する必要があります。赤ちゃんがキッズプレイスからお家に帰って来た時、少し薄着なのは、日差しがさして保育園の中が日中温かいためです。また送迎の車の中も暖房を入れているのでジャンバーやおくるみの下は少し薄着になっています。

一方、私の家もそうなのですが、マンション住まいのため暖房はエアコンに頼っています。エアコン暖房は、風量をあげて下吹き出しにしても、天井側と床側ではかなりの温度差が出来てしまうのが難点です。足もとが寒いと思って温度調整をあげてもなかなか足もとが温まりません。このような時、加湿器を使って湿度をあげると比較的低い温度設定でも温かく感じます(エアコンの電気代もお得になります)。
また加湿器は風邪の防止にもかなり有効です。エアコン暖房のみの部屋で睡眠すると、空気がカラカラの状態では鼻や喉の粘膜が渇いて炎症を起こしやすくなり、風邪の季節では、粘膜からのウイルスの侵入を助けることになってしまいます。適当な湿度があれば鼻やのどの炎症を防げます。

そしてもし、日中自宅に誰もいないのであれば、サッシについている換気用の小窓を開けて換気しておくことをお勧めします(防犯には十分注意してください)。これは、加湿器で加湿しすぎた湿度を適度に逃がすためと、室内の目に見えない埃(ほこり)を外気に逃がすためです。

少々話題がそれてきましたが、冬は赤ちゃんの着せ過ぎに注意して元気に冬を乗り切ってください。次回は冬の間の家の換気の必要性について別途書かせて頂こうと思います。

最後に繰り返しになりますが、今年一年間キッズプレイスをよろしくお願いいたします。

2007年12月27日薬煎院薬局から

毎年1月から3月までがインフルエンザのシーズンとなります。私にも9ヶ月の子供がいますが、これから春にかけて心配な季節が続きます。そこで今回は「子供たちがインフルエンザになったら…」ということについて考えてみたいと思います。

これまでテレビで散々タミフルの子供に対する異常行動が報告されてきたため、お医者さんも子を持つお父さんお母さんもタミフルの使用については嫌がられる方が多いのではないでしょうか。実際、医者さんでさえもタミフルの処方を控える方が増えているそうです。

そもそもタミフルとは、スイスの製薬会社のロッシュ社が開発した抗インフルエンザ剤です。H5N1と言われる致死率が高いA型インフルエンザ(俗に言う鳥インフルエンザと言われるもので、いずれ人に感染するように変異すると考えられています)に有効な薬として、世界各国で備蓄が進められています。

しかしこのタミフルの原料が漢方薬に使われる『八角(はっかく)』(別名、大茴香[だいういきょう]、八角茴香とも呼ばれます)と言う生薬から抽出された「シキミ酸」から作られていることを知る人は少ないと思います。八角は中華料理などにも使われ、独特の芳香を持ち、健胃作用や喉の痛みを和らげる作用を持っています。Image_of_StarAnis八角、画像出典:Wikipedia

タミフルが生薬成分から作られていたことを聞いて驚かれる方も多いと思いますが、実はこんな話もあります。
最近の研究では、タミフル以上に漢方薬の方がインフルエンザに有効であるとの比較結果が報告され、医学会で注目されています。自衛隊仙台病院の小児科の窪智宏先生が2005年日本東洋医学会学術総会で発表された研究成果によると、A型インフルエンザにかかった5カ月?13歳の子供60人で比較を行ったところ、タミフルより漢方薬の「麻黄湯(まおうとう)」の方が2倍近く短い時間で治療でき、副作用などは見られなかったそうです。

また大人についても、別の医療機関で検証され、やはりタミフルより麻黄湯の方が早く治ったとの結果が報告されています。
麻黄湯とは葛根湯(かっこんとう)などと同じように、2000年前から感染症の初期段階に使われてきたポピュラーな漢方薬ですが、これらの漢方薬の中に含まれる生薬の「麻黄」には、A型インフルエンザウイルスに対する増殖抑制効果が実験的に認められています(学術文献;Mantani, et al: Antivir Res: 44(3); 193-200, 1999)。
Image_of_Maou麻黄、画像出典:薬煎院薬局

少し話が難しくなりましたが、インフルエンザが流行しだして、お子さんの様子が少し変だなと思ったら、有効な漢方薬があることをちょっと思い出してみてください。子供にタミフルが使えないので、最近の小児科病院では「麻黄湯」を処方箋で出すお医者さんが多いです。ただし小児科の先生が上記の学会報告の内容や、漢方薬に対して懐疑的な意見を持たれている場合は、残念ながら処方してもらえないかも知れません…。

麻黄湯や葛根湯は安全性が高く、風邪(インフルエンザ)の「ひき初め」に飲むと効果的です。ちなみに葛根湯は「しょうが湯」と同じ葛と生姜が入っており、体を温める効果があります。女性やお子さんなどの普通の体力の方で、寒気がして筋肉や節々が痛む時(コリを感じるような場合)や咳が出ていない風邪のひき初めに向いています。麻黄湯はどちらかと言えば胃腸が強く体力があり、咳などを伴う風邪のひき初めに用います。葛根湯にしても麻黄湯にしても体内で風邪のウィルスが増殖し始める前に飲むととても効果があります。
なお麻黄湯は風邪の症状が進んで汗が沢山でているような場合に服用すると余計に体力を奪ってしまうため、風邪の中期から後期には用いません。また、出来れば錠剤や粉末タイプのものでなく「液体」の方が効果的であり、体への吸収も良いです。さらにドラッグストア等で売っている製薬メーカー製の箱入りの量産品ではなく、本物の煎じ薬の方が格段に効果的です。これらの漢方薬は予防にも有効です。

煎じ薬の場合は、お子さんが3か月以上であれば麻黄湯や葛根湯を服用することができます(3ヶ月未満は服用できません。但し漢方薬の文献(類聚方廣義)には乳児にも効果的であることが記載されています)。また眠くなることも胃を荒すことも無く、むしろ頭をスッキリさせます。しかし完全に風邪をひいてしまった後では効果がありません。この段階では使う漢方薬は別の処方になります(ウイルスが増殖してしまった後では効果薄ということです)。

参考までに、インフルエンザではありませんがノロウイルスに感染した時の私の経験談を書いておきます。
今年の冬、福岡でもノロウイルスによる嘔吐下痢症が流行りましたが、不覚にも私も感染してしまいました。典型的なノロウイルスの症状で、突然の腹痛から始まり徐々に下痢が始まりました。その日の晩はひどい悪寒に悩まされ、大布団をかぶっても体がガタガタ震えるほどでした。風邪の時のためにと思って準備(備蓄)しておいた葛根湯(煎じ薬)が自宅にあったので、それを飲みました。15分ほどしてから体が熱くなり始め、その後は大布団を脱ぐほど体がポカポカになり悪寒や頭痛も無くなり吐気は治まりました。しかし残念ながら下痢は翌日まで完全には止まりませんでした。葛根湯のおかけで結果的にひどい悪寒、腹痛や頭痛が消えたので気分的にはとても楽でした。私の場合、しかたなく身近にあった葛根湯を服用しましたが、回復も早かったので自分自身でも驚いています。なお調べてみると葛根湯は下痢症状がある時にも有効です(傷寒雑病論)。

最後に、ちょっとPRですが、漢方薬(煎じ薬)は2000年前の昔から老若男女を問わず用いられてきました。昨今は、医薬品を含め石油由来製品が身近に溢れていますが、天然の草根木皮を原料とする漢方薬だからこそ、小さな子供たちにもお勧めといえます。キッズプレイスの薬局である薬煎院薬局でも麻黄湯や葛根湯を扱っています。これからが風邪の本格的なシーズンですが、ブログをご覧の皆さんのお子さんが風邪に負けることなく、元気で冬を乗り越えら得ることを願っております。

2007年12月26日薬煎院薬局から

 「ばいきんまん」と言えはやなせたかし先生の「アンパンマン」の敵役ですね。子供たちも食事の前に「手に"ばいきんまん”が付いてるから良く石鹸で洗ってね!」というと、元気に「は?い」と返事が返ってきます…。

 さて、ブログをご覧のお父さんお母さん方への質問ですが、ばいきんまんの正体をご存知ですか?(笑)

 アニメの「アンパンマン」では、ばいきんまんは「ばいきん星」から来た天才科学者ということになっています。アンパンマンにやっつけられると、「ばいばいき?ん」と遙かかなたに消えて行ってしまいますが、このセリフが耳にこびり付いているお父さんお母さんも多いのではないかと思います(笑)。
しかし、ふと、お子さんからバイ菌って何?と聞かれると、上手く説明できていないことが多いかも知れませんね。そこで今日は、バイ菌についてのミニ知識を紹介しましょう。

 単に私たちが、「バイ菌」というと、人に悪さをする微生物を指すことが多いようです。しかしこれらは大まかに3つの全く違う生物がごっちゃになっています。それらは、?細菌(さいきん)、?真菌(しんきん)、?ウイルスの3つです。これらは目に見えないという点では同じですが、それぞれ別ものです。

 ?まず「細菌(さいきん)」ですが、悪玉で有名なのは、食中毒の大腸菌O157や虫歯菌のようなものです。一方、同じ細菌でも善玉のものは私たちの生活に欠くことができないものが多く、乳酸菌やビヒズス菌などが有名です。
 一般的に「細菌」は速いスピードで増殖するという特徴を持っています。もし悪玉菌が人間の体の中に入り免疫システムを突破すると、爆発的に増殖し大変危険な状態に陥ります。細菌が増えるのも困りますが、悪玉菌は様々な「毒素」を出すものが多く、早く細菌を除去する必要があります。
 特に、赤ちゃんの飲みかけのミルク(母乳)を保温器で温め続けたり、保管することが危ない理由は、栄養たっぷりのミルクの中では細菌が短時間に爆発的に増殖するためです。赤ちゃんは免疫系が未熟なため、感染症を引き起こすと重篤化する確率が高くなります(あかちゃんが38℃位の熱でも直ちに病院で処置を受ける必要があるのはこのためです)。

 ?次に真菌(しんきん)です。真菌の悪玉は良く知られた「カビ」です。黒カビ、青カビや水虫の原因の白癬菌などが有名です。真菌の善玉は「カビ」とは言わずに「麹(こうじ)」などと呼ばれます。味噌や酒もこの麹なくしては作れません。
 味噌や酒を作るのに時間がかかるように、真菌は細菌ほど短時間に増えることはありません。また胞子によって移動して増えるなどの特徴があります。
 真菌(カビ)は増殖スピードが遅いため、自分より増殖の速い「細菌」に栄養の良い場所を占領されてしまう可能性があります。そこで真菌は「細菌を溶かす物質」を体の外に出してこれを防いでいます、これが「抗生物質」です。例えば青カビは細菌を寄せ付けないように「ペニシリン」を体外に出しています。
 人間はこのカビが作る抗生物質を医療に応用しています。製薬会社は沢山のカビを世界中から集めて来て、その中から有効な抗生物質を見つけようとします。抗生物質はヒトの細胞を溶かさずに細菌の細胞のみを選択的に溶かします。
 少し専門的になりますが、?の細菌と?の真菌の違いは、前者が菌体内に「核」を持っていないのに対し、後者は「核」を持っています。名前が似ていても両者は構造的に異なる生物です。

 ?3つめはウイルスです。これはノロウイルスやインフルエンザウイルス、肝炎ウイルスなどが有名です。ウイルスは自分だけでは増殖できずに、必ず人や動物の細胞内に感染して増えます。ウイルスが厄介なのは、人や動物の細胞から外に出てくるとき、寄生していた細胞を破壊することです。ウイルスが沢山の細胞に感染するということはそれだけ体の細胞が破壊されるということになります。残念ながら抗生物質はウイルスには効きません(ウイルスへの対応については別の記事としてブログに書かせて頂きます)。

 ?細菌、?真菌、?ウイルスは人を含め動物や植物にも感染します。単独で感染することもあれば同時に感染することもあります(複合感染)。インフルエンザウイルスによる風邪の時にお医者さんが抗生物質を出されるのは、細菌による2次感染を防止するためです。特に小さなお子さんがインフルエンザウイルスに感染していて体力を消耗している時に2次感染の確率が高まりますので、お医者さんの指示に従って飲ませるようにしてください。ただし、抗生物質の乱用は「耐性菌」という厄介な細菌を作り出してしまう結果になるので、リスクを考えて使用する必要があります。最近では抗生物質が全く効かないスーパー結核菌(耐性菌)が出現して大きな問題になっています。

 細菌、真菌、ウイルスを完全に死滅させるには「オートクレーブ」という装置を使って高温高圧で滅菌します。オートクレーブとは、ご家庭にある圧力釜の医療向けの機械と思ってもらうと分かりやすいと思います。そこまでしなくても、一般家庭では煮沸したり、石鹸で洗うことによりある程度の確率で除去することができます。

 今回は細菌、真菌、ウイルスについての説明でした。これからまだまだ風邪の季節が続きますが、お子さんの病気への対処の一助となればと思います。次回はインフルエンザウイルスに有効な薬についてブログを書きたいと思います。