2007年10月27日薬煎院薬局から

 秋になり寒暖の差も大きくなり、また空気もやや乾燥してきましたね。キッズプレイスでも咳や鼻水のお子さんも見られます。最近ブログから遠ざかっていましたが、これから風邪の季節になる前に「嗽(うがい)」についてブログを書かせて頂きますね。「嗽」と漢字で書くと難しいですが、ゲロゲロゲロ…のうがいのことです。

 風邪の一番の予防法をお医者さんに聞くと、「帰宅後の手洗いと嗽です」と答えが返ってきます。手洗いは手についたバイ菌を洗い流すという上で大事なことは分かりますが、ではなぜ嗽が大切なのか、ご存知ですか…。

 その理由は、夜寝る前に一度嗽をすると分かります。嗽をして口から吐き出す時、よく観察してみてください。最初の嗽で口から出した水は、なんだか「ネットリ」していませんか。ところが2?3回目の嗽になるとネットリ感が無くなります。

 1回目の嗽で口から出した時に糸を引くように見えませんか?これは唾(つば)だと思われるかも知れませんが、口の中(口腔内)の、特に喉の奥にに溜まっていたバイ菌のかたまりです。喉のバイ菌は、喉の奥の壁面から剥がれ落ちないようにネットリした「粘液」を出して(接着剤代わりにして)へばり付いています。嗽をすることはこの喉の奥のバイ菌をきれいに洗い流すことです。
 ブログをご覧頂いている皆さんのご家庭で、寝る前に歯磨きを習慣にされているお子さんもおられると思いますが、歯磨きだけで安心していませんか?歯を磨いて口の中をすすいだだけでは喉の奥のバイ菌は洗い流せません。せっかく歯を磨くのであれば、ついでに嗽をすることをお勧めします。

 喉の奥のバイ菌のかたまりの中には風邪の原因となるウイルスも混じっています。ウイルスは喉の粘膜から体の中に感染していきますから、嗽でこれらのバイ菌やウイルスを洗い流すことが大切になるわけです。

 嗽の方法ですが、沢山の水で一回だけ嗽するよりも、少ない水で回数を多く嗽した方が洗浄効果が高くなります。また一回の嗽に延々20?30秒かけるよりも、3秒ぐらいの嗽を4回ぐらい繰り返した方が効果的です。そして、水よりもぬるま湯で、出来れば「塩」をほんの少し入れるとさらに効果的になります。
 バイ菌は粘液を出して喉の奥にへばりついていますが、塩はこのバイ菌の出す粘液を取り除く作用があります。これは例えば、ウナギを素手でつかもうとするとなかなかつかめませんが、手に塩をつけると簡単にウナギを捕まえることができることと同じです。ウナギは体の表面に粘液を出していますが、手に塩を付けることにより粘液を取り除くことができすぐに捕まえられます。嗽する水(お湯)に塩を入れると、へばり付こうとするバイ菌の粘液を取り除いて、よりきれいに洗い流せるという訳です。
 嗽は虫歯の予防にも効果があるので、風邪の季節だけでなく習慣にした方がよいかも知れませんね。

PR:育児のことで気になることがあれば、皆さんで考えていきたいと思います。コメント、もしくは匿名メールでも構いません、気軽にご相談ください。

保育所から

今日は、キッズプレイスが開園してから、はじめての遠足へいってきました。
場所はもーもーランド油山牧場です。
朝から昼にかけて、ベビークラス以外の月極めでキッズプレイスにきているお友達と先生が行きました。

mo-mo-landもーもーランドにて

キッズプレイスから車で20分走らせるともーもーランドに到着します。

車を降りてから、子供達ははじめての遠足に大喜び。

ます1周ぐるりともーもーランドの中を回って、牛、馬、ひつじ、ぶたをみました。ひつじさんを子供達最初は、怖がっていたけど、さわって喜んでいました。

mo-mo-landみんな楽しそう

お弁当をパクパク食べ、最後、記念に馬の前の汽車ポッポにのって、コスモスの前で写真をパチリととりました。

もーもランドに行った子供達が、保育所に戻ると、一時預かりの子供たちが3人来てくれていました。

mo-mo-landおやつの時間

3時のおやつはみんなでわいわいにぎやかにおやつを食べて、月極めの子供達は一時預かりの子供達に、遠足の話をしたりしていました。
第2回遠足は、11月13日火曜日、福岡市動植物園へ行く予定です。
月1回近場に、遠足に行く予定にしています。

子供達が喜ぶ企画を考えていければとおもっています。

保育所から

私の保育所では、一時預かり、月極め両方あわせると、1歳半すぎ、2歳のお子さんが多いです。1歳半すぎ、2歳のはじめの年齢の子は、おむつをしているお子さんが大半ですが、2歳になったお子さんは、おむつをしていても、トイレの時間にはおむつをぬいでもらって、出ても出なくてもおまるにすわってもらっています。
最初はおまるでしないで、おむつでしますが、2日、3日ほど根気よく時間をきめてすわらせると、ほぼ全員のお子さんがおまるでしてくれるようになってくれています。
家で、なかなかおまるでしてくれなくて困っています、というお母さんもおまるでした話を聞いて大喜びです。

トイレトレーニングでなかなかおまるでしてくれないと悩んでいる人も多いですが、そんなときは30分、1時間と時間をきめておまるに座らせてみてはいかがでしょうか?

また、同じような年齢の子供がおまるなり、トイレでしているのをみて、自分もやってみたいとおもうみたいです。
キッズプレイスでは、トイレトレーニングベテランのスタッフがいて、積極的にトイレトレーニングをしています。

明日はもーもーランドに遠足にいく予定で、子供達は大喜びです。

2007年10月18日保育所から

 最近天気が良いので、天気が良い日は、外遊びをしています。子供の体力つくりのために、積極的に外遊びをしたり、お天気の悪い日は、部屋にジャングルジムとか、ボールテントとかあるのでそこで遊んでもらっています。今日は近くの公園にあそびにいきました。お砂遊び、ぶらんこ、どんぐり拾いを楽しみました。特にお砂遊びが子供達たのしそうで、ルンルンでした。

 砂場にて先月は1時預かりの子どもたちばかりでしたが、今月からは月極めのお友達が急にたくさんきてくれるようになり、毎日平均2人くらい1時預かりのお友達もきてくれています。毎日朝の会、終わりの会をして、お歌をみんなで歌って、絵本の読み聞かせをしています。子供達はお歌の歌詞やメロディを覚えるのが、とても早いです。

保育所から

10月に入り、毎日平均7人、8人ぐらいのお友達がキッズプレイスにやってきています。0歳の子、1歳の子、2歳の子、3歳の子が毎日来ていて、お外遊びや、お絵かき、文字遊び、お歌、絵本など色々なカリキュラムを取り入れながら、みんなで仲良く、楽しく園での生活を過ごしています。ご飯を食べるとき、おやつを食べるとき、朝の会、終わりの会は年齢に関係なく、赤ちゃんから3歳の子までみんな一緒です。

lunchtime

キッズプレイスでは色々な遊び、勉強も学べますが、子供のときに身につけると、将来役に立つ性格(年の上の子にしたう子ども、年の下の子を思いやる子ども、優しい子ども、他の子に対して気を遣える子ども)も学べます。10月は気候が良いので、来週、モーモーランドにみんなで遠足に行く予定です。

2007年10月10日薬煎院薬局から

 保育所の先生が規則正しい生活の大切さを書き込まれておられましたので、そのことについて気づいたことを書きたいと思いました。冒頭からクイズですが、一日の規則正しいリズムを作る一番大切な要因は何か、ブログの読者の皆さんはご存知でしょうか。最近はテレビで教養番組が増えたのでご存知の方も多いかも知れませんが、答は朝の太陽の『光』です(正確には、大光量の非常に眩しい光)。

 ごく最近の研究によって、朝の太陽の光を浴びることにより、人間の体内のスイッチが夜から昼へと切り替わることが科学的に分かってきました。大人でも昼と夜の生活が入れ替わって、体のリズムが壊れた人を治療するために、病院でも蛍光灯だらけの眩しい部屋で30?60分間ほど、ただひたすら光を見つめる(浴びる)治療が行われます。これを「光療法」と言います。

(こんな言い方をすると怒られるかも知れませんが、お許しください)、朝、公園などで朝陽を浴びると気持ちいいと張り切っている元気なお年寄りの方がおられますが、これはともすると自慢話のように聞こえますが、実はそれだけとは言い切れません。

 秋から冬にかけて、どうしても気分が塞いで憂鬱になる方がおられます。これをウィンターブルー、またはSAD(季節変動制の感情障害)などということがあります。実はこのSADの治療にも先程の光療法が行われます。つまり、SADは朝陽を浴びことによって防ぐことができます(効果は劇的だとも言われます)。

 以上のことは、大人であっても子供であっても太陽の光を沢山浴びることで、体のリズムが作られ、精神的にも落ち着いてくると言えます。人間が動物であることを考えると、動物としては当り前の反応なのかも知れませんね…。

 早起きは3文の得と言いますが、大切なのは早起きではなく、朝陽を浴びることです。結論として、小さなお子さんの健康と健全な情緒の発展のためには、「朝陽」が重要なキーワードであると言えます。マンションにお住まいの方で、朝起きても部屋が薄暗く、お子さんも眠たそうにしている環境では、(ひょっとしたら)将来的に肉体的にも精神的な悪い影響がでるかも知れません。

 (大変余計なアドバイスかも知れませんが…)もし、朝がどうしても苦手なお母さんがおられましたら、朝だけでも短時間のアルバイトをしてみてはいかがでしょうか。自分にノルマを課すことによって、朝陽を浴びる機会を作れば、自分の人生とお子さんの生活が劇的に変わるかも知れません。福岡では東京より日の出が1時間も遅いので、朝陽が昇る頃に起床する必要があるバイトは結構あるのではないでしょうか。

保育所から

毎日0歳児クラスに6ヶ月、7ヶ月のお友達がきています。
特に7ヶ月の子は非常に生活のリズムがついている赤ちゃんで、保育所でも、毎日寝る時間、ご飯を食べる時間、ミルクを飲む時間、遊ぶ時間、排泄の時間が決まっています。毎日連絡帳に家での生活を書いてもらっていますが、きっちりご飯を食べる時間、ミルクを飲む時間、寝る時間まで決まっています。

Babys at playzone? 赤ちゃんの快適な生活のリズムは大人の生活のリズムに非常に左右されます。きっと、この7ヶ月の赤ちゃんは、家できちっと生活のリズムをつけ、毎日きまった時間に、決まったことをしているのでしょう。どうしても、忙しい時や、用事ができると、親の都合で生活時間が変わってしまい、赤ちゃんも変な時間に泣いてしまったりし、余計に育児が疲れてしまいます。 

 もし、育児が疲れた、子供が変な時間に泣いて困るとお悩みでしたら、毎日同じ時間に食事、睡眠、遊びなどさせてみたらいかがでしょうか?毎日同じ時間に、同じ事をするということは難しいことですが、難しい分、長い目で見れば、子供にとっても親にとっても子供は健康的で規則正しい子に育つ、親にとっては育児が少しでも疲れないという大きなメリットがあります。また、規則正しい生活は健康面でのバロメーターにも非常に役に立ちます。

 数日前、先ほど書かせていただいた、7ヶ月の子はいつもと少し生活のリズムが違いました。熱をはかると熱がありました。普段から、生活のリズムがきまっていると、風邪をひいたり、体の調子がわるいということもわかります。
同じ時間に同じことをするということは大切なことだと思いブログを書いてみました。

2007年10月5日保育所から

本日よりキッズプレイスの支援という形でブログを書かせていただきます。
キッズプレイスの先生方が多忙でなかなかブログを更新できないようですので、「雑談」を書いていきたいと思います。
私は東京の下町出身で、昭和32年生まれです。映画ALWAYS三丁目の夕日が昭和33年の愛宕町をイメージして作られたようですが、時代的にはその頃の東京で子供時代をすごしました。さすがに私が小学校に入った頃には、各家庭にテレビがありましたが、白黒でした。昭和39年の東京オリンピックのときに近くの公園で街頭のカラーテレビが出てまして、テレビに色が映るのに感動したのを覚えています。
当時は、大家族が普通で、どこの家にもおじいちゃん、おばあちゃんがいました。そして、下町特有のことかもしれませんが、地域全体で子供を見るみたいなシステムが確立されていて、悪いことをすれば、近所のおばさんに怒られるなんてのが普通でした。学校が終わると宿題をさっさと済ませて遊びに行くのですが、だいたい持ち回りで友達のうちに行くという感じでした。夕食時まで友達の家にいると、そこで夕飯を食べさせてもらってから帰るなんてこと普通にやってました。
そんなわけで、当時はキッズプレイスみたいな保育所に対する需要がなかったでしょうね。
当時の女の子は、将来の希望はお嫁さんというのが普通でしたしね。お母さんたちもお姑さんが元気なうちはがまんして、お姑さんが亡くなったら一家の中の実権を握ると考えていた人が多いでしょう。
東京と福岡では若干事情が違うかもしれませんが、現在の東京は下町でも地域の中での交流はほとんどなくなったというのが現実だと思います。時代の流れですから仕方ないかもしれません。
こんな感じで、勝手きままに思いつくまま書いていきますので、よろしくお願いします。

最後に今日はこんな日
1926(大正15)年 近衛秀麿が新交響楽団を設立、現NHK交響楽団。
1973(昭和48)年 服部時計店(現セイコー)がクォーツデジタル時計を発売。
1980(昭和55)年 山口百恵、日本武道館でファイナルコンサート。
1986(昭和61)年 日本テレビ系で「あぶない刑事」放映開始。最高視聴率26.4%を記録。
1987(昭和62)年 日本テレビ系で「午後は○○おもいッきりテレビ」放送開始。
1999(平成11)年 自民、自由、公明の3党による連立政権が発足。

2007年10月4日薬煎院薬局から

 最近は虫歯治療が格段に進歩して、ジィーとかキーという、ぞっとするようなドリルで削る方法に比べて、薬液で虫歯を溶かす方法やオゾンで虫歯菌を殺す方法など、痛くない治療法が色々と確立さています。しかし、最新の虫歯治療には保険がきかない方法も多く、嫌がるお子さんの虫歯の治療で困られているお母さんも多いと思います。

 お子さんがすでに虫歯であれば、残念ながら完全に治すのは難しいのですが、もしお子さんの年齢が0才児であれば、将来虫歯になることを予防できるかもしれません。離乳食の時期の赤ちゃんを持つお母さんがこのブログを読まれていたら、ぜひ役立ててほしいと思います。

 ご存知の方も多いかもしれませんが、実は、虫歯は人から人に伝染する伝染病です。赤ちゃんはお母さんのお腹から無菌状態で生まれてきますから、生後、誰かから虫歯菌が感染しない限り赤ちゃんは絶対に虫歯にはなりません。

 離乳食の時期になると、お子さんのためにお父さんお母さんが固い食べ物を口の中で噛み砕いて赤ちゃんにあげることが多いと思います。しかしこの時に、お父さん、お母さんに虫歯があれば赤ちゃんへと虫歯菌が伝染します。もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんや兄弟からでも、虫歯のある人から口移しなどにより伝染します。

 赤ちゃんが2才ごろまでに、虫歯菌に感染しなければ、その後は一生虫歯になることはありません。たとえ後から虫歯菌が口の中に入ってきても、すでにお子さんの口の中には他の菌が住みついていて、新入りの虫歯菌を排除してしまいます。これを難しい言葉で細菌叢(さいきんそう)が出来ていると言います。

 親の愛情として、どうしても我が子のために、ご飯を噛み砕いたり、口移しをしたくなりますが、虫歯のことを考えるとちょっと考えてみた方がよいかもしれません。
 かたや(ご飯を噛み砕いたり、口移してもらえないことは)お子さんにとって、親の愛情を注いでもらえないことにもなりますが、その他のことでお子さんに愛情を注いであげたらよいのではないかと思います。

 虫歯は将来、リウマチなどの自己免疫疾患の引き金になったり、歯並びや背筋が悪くなる原因にもなりますから、できることなら虫歯にならないに越したことはないと思います。小さな赤ちゃんを持つお父さんお母さんはちょっと考えてみてみてはいかがでしょうか…。

2007年10月1日薬煎院薬局から

 今朝、薬局(薬煎院薬局)を開店すると、しばらくして電話がかかってきました。アトピーのお子さんを持つお母さんからで、「病院から出ている漢方薬の煎じ薬の処方箋を受け付けてくれますか?」とのご質問でした。

 私はてっきり、キッズプレイスを利用されているお母さんからの問い合わせだと思っていたのですが、話をしているうちに違うことが分かりました。その方は遠方より引っ越しされてきたばかりで、漢方薬の処方箋を受け付けてくれる薬局をお探しておられ、薬煎院薬局がキッズプレイスの薬局部門であることを知らずに、新聞広告を見て電話されてきたとのことでした。私は、そのお母さんに、どのような処方箋でも直ぐに受け付けることができるので、お急ぎでしたら処方箋をFAXして下さいとお話ししました。

漢方処方につかう生薬  漢方煎じ薬

 電話のお母さんの話では、ご自宅に漢方薬の煎じ機をお持ちとのことでしたが、薬煎院薬局ではお、専用の装置で漢方薬を煎じ、アルミパックに無菌状態でパック詰めするサービスを行っていることをお話しすると、喜ばれておられました。

 5才のお子さんでアトピーと聞くと、可哀そうで少し胸が苦しくなります。どのような処方の漢方薬か(このブログを書いてる時点では)分かりませんが、お医者さんが子ども用に飲みやすい処方を選ばれているとよいと思います。また、漢方薬がその子さんの体質に合っていて、少しずつ改善に向かえば良と思います。
 アトピーの治療はどうしても長期戦でになりますから、母さんが、副作用が少ない漢方薬を選ばれたことは、お子さんにとっても大変賢明な選択だったと思います。

アトピーが良くなって、将来お子さんと一緒にキッズプレイスに遊びに来られたらすごく嬉しいですね。