保育所から

今日は、キッズプレイスで2歳、3歳のお友達でクッキングをしました。残念ながら風邪をひいてお休みしたお友達もいたのですが、みんなで楽しくクッキーをつくりました。
まず、先生がクッキーの生地を作り、みんなで形を作りました。

Let's_cook
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?朝10時半から11時まで一生懸命作りました。

Let's_cook

Let's_cook

?○、△、□、お家、ウサギさん、ハート、お月様、にょろにょろ、お星様、色々な形ができました。

Let's_cook?そして、クッキーはお昼寝が終わったら焼き上がり、お昼のおやつにたべました。自分で作ったクッキーを食べて嬉しそう。

残ったクッキーはお土産に持って帰りました。

毎月1回キッズプレイスではクッキングの時間を設ける予定です。
今度は12月25日のクリスマスにクリスマスケーキを作ろうと思います。

2007年11月27日薬煎院薬局から

 私はキッズプレイスの薬局で薬剤師をしています。時々、小笹長丘保育園にお邪魔して、園児さんたちの様子を見ています。園では、保育士の先生方や園児さんから「漢方先生」と呼ばれています。自分ではこの呼ばれ方が気に入っています(笑)。さて、このブログをご覧のお父さんお母さん方の中にも、タバコを吸われている方がおられるのではないかと思います。今日は、専門的な立場からタバコのことについてちょっとだけ書き込みします。

 テレビの情報番組などでも時々取り上げられていると思いますが、小さなお子さんがいる家庭では、お父さん(お母さん)がタバコを吸うと、子供さんが副流煙を吸うことになり、当然ながら健康にはよくありません。妊娠しているお母さんがタバコを吸ったり、副流煙を吸うとお腹の赤ちゃんが流産したり、難産になる確率が高くなることもよく知られていることです。たとえ赤ちゃんが生まれたとしても、突然死症候群や奇形といった問題もつきまとう可能性がたかくなります。タバコの副流煙ですが、1000種類近くの化学物質が含まれ、分かっているだけでも40種類の発がん性物質が確認されています。

 タバコを吸われる方は、たばこの害が分かっていてもなかなか止められないようですね。私はタバコをすいませんが、それだけタバコが美味しく感じるのだろうと思います。また、タバコを吸われる方の多くはお酒も好きな方が多いようです。そんな愛煙家の人に質問すると、お酒を飲みながらタバコを吸うと、とてもタバコが美味しいと言う答えが返ってきます。しかしこの行為が命取りとなります。

 タバコを吸いながらお酒を飲むとガンになる確率が劇的に高まることが分かっています。アメリカの医学誌だったと思いますが、数年前にタバコを吸う人と吸わない人、またお酒好きの人とお酒を飲まない人のそれぞれの人たちについて学術的な調査が行われ、結果が報告されました。それによると、タバコに加えてお酒好きの人の組合せが最もガン(咽頭ガン、食道ガン、胃ガンなど)の発生率が高いことが分かりました。詳しいデータをはっきりとは覚えていないのですが、確率的に両方たしなむ人は、お酒も飲まず煙草も吸わない人い比べ20?50倍程度、また同じタバコを吸っていても、お酒を飲まない人に比べて、4?10倍程度、ガンになる確率が高くなっていたと思います。この調査データを端的な言葉で言い換えると、酒好きの愛煙家は、いずれほぼ間違いなくガンを発症するということを示しています。

 タバコとお酒でガンになる確率が飛躍的に高まるメカニズムは次のように考えられています。タバコに含まれる化学物質は発ガン物質を含めてアルコールに溶けやすい性質を持っています。タバコを吸うと口の中にタバコの化学物質が残りますが、お酒を飲むとにより、これらの成分が毎回きれいに洗浄されて胃へと流し込まれることになります。一方、アルコールは、喉や食道の壁を傷つけ、胃の粘膜を洗い流す性質を持っています。それゆえ、タバコを吸ってお酒を飲むと、喉や食道の壁が傷つけられると共に、胃壁は粘液を洗い流され、発ガン性物質に直接さらされることになります。

 会社などでストレスを感じている人は小さな胃潰瘍を持つ人が多いので、そのような人がタバコを吸いながらお酒を飲むのはとても危険といえるでしょう。
 上記では咽頭ガン、食道ガン、胃ガンにしか触れていませんが、肺がん等の危険性も別にあることを忘れてはいけません。ちなみに、1個の細胞がガン化して1センチ角の大きさに成長するまでには10?30年ほどかかりますが、1センチ角のガン組織がソフトボール大の大きさになるのはあっという間(3年くらい)です。この大きさになる頃には、ガン細胞が体中に転移して手遅れなことが多いです。タバコ好きで、お酒好きの人ほど定期的な健康診断が欠かせないと思いますが、なによりもタバコを止められることをお勧めします。

 愛煙家の人が、生きてお孫さんの顔を見るためには、ほんの少しの勇気が必要なのだろうと思います。

2007年11月17日薬煎院薬局から

キッズプレイスのお子さんのために、子育てに役立ちそうな情報を薬局からブログに流させて頂いてます。私は父親として子育て参加中の薬剤師です。子育てでお悩みがあれば知恵を絞って回答させて頂きます(もちろんお金はかかりません ^^;。

今回はお子さんがなかなか寝付かなかったり、夜更かしをして困る、また夜中に起きて夜泣きをして困る。といった場合の対処として、ポピュラーで効果がありそうな情報を書きたいと思いパソコンに向かっています。

この方法の対象年齢は、子供(2才?)に限らず大人まで応用可能です。大人でもなかなか寝付けなかったり、熟眠できない方は(人によって個人差があると思いますが)、科学的根拠に基づいた簡単な方法なので、試されるとよいと思います。

その方法とは、寝る3?4時間前ぐらいに牛乳を飲むということです。あまりにも簡単なのでウソ臭く聞こえるかも知れませんが、牛乳を飲むと熟眠できるということが実験的に証明されています。データ的には200ccの牛乳を飲むと、お酒を飲むより質の高い睡眠が得られることが分かっています(統計学的な有意差あり)。

ヒトの脳ミソは、ニューロトランスミッターと言われる神経伝達物質でコントロールされています。研究の結果からいくつかの種類が見つかっていますがその中に、セロトニンと呼ばれる物質があります。セロトニンが脳内で分泌されると人はとてもリラックスした気分になり眠気を感じます。緊張を鎮めて眠気を誘うセロトニンは、体の中でトリプトファンというアミノ酸から作られるのですが、牛乳にはこのアミノ酸が多く含まれています。

牛乳を飲んでも、体の中で直ぐにはセロトニンは作られませんから、寝る3?4時間前ぐらいに飲む必要があります。お風呂上りに牛乳をコップ1杯ぐらい飲むと徐々にセロトニンが分泌され、お布団の中に入る頃には徐々に眠たくなってくるでしょう。お風呂で失われた水分補給にも牛乳はもってこいですね。
どのくらいの量の牛乳を飲むと良いかは、個人差があるのでいろいろと試してみる必要があるかもしれません。また体の中でセロトニンが作られる時、ビタミンB6を必要とします。通常の食事をしていればビタミンB6は十分取られていると思いますが、牛乳だけではどうも苦手と言う方には、ビタミンB6を含むバナナやピーナツなどを一緒に食べるとよいかも知れません。
牛乳は、カルシウムが含まれているため、神経の興奮も鎮める働きが期待されます。余談ですが、不眠症の方のための漢方薬には、カルシウム源として牡蠣の貝殻や竜骨と言われる石膏成分が少量使われます。神経質な方にも牛乳のカルシウムはお勧めです。

どうですか、牛乳飲めそうですか?いろいろ考えると牛乳は朝飲むより夜飲んだ方が良いのかも知れませんね…。どちらにするかは読者の方にお任せします。

なお、最近はサプリメントによってトリプトファン等の必須アミノ酸やビタミンB6を手軽に求めることができますが、私自身は、基本的に病気以外でのサプリメントでの摂取は感心できません。食事や牛乳のように自然な形でバランスよく体に摂るのが一番だと思っています。少々専門的な話になりますが、純度の高いアミノ酸やビタミンを単体で体に補給し続けると、腸管膜における吸収機能自体が低下していく(ダウンレギュレーションのようなことが起きる)のではないかと危惧しています。特に小さいお子さんにへのサプリメントは気をつける必要があると思います。

保育所から

今週の火曜日、11月13日火曜日はキッズプレイスの第2回遠足でした。天気がよく、暖かい日で、子供たちも、遠足に行く前から大喜びでした。
キッズプレイスから車で15分はしらせると、福岡市動植物園に到着します。
動物園に着いてから、まず1周ぐるりとまわりました。
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ペンギンさん、くまさん、ぞうさん、キリンさん、だちょうさん、おさるさん、ライオンさん、トラさんがいました。子供たちは、ペンギンさん、おさるさん、ぞうさんに釘づけでした。
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ぞうさんはりんごを食べていて、子供たちは不思議そうに、うれしそうに見ていました。
ライオンさん、トラさんには、子供たちは怖がっていました。

動物園で動物を見たあと、植物園に行き、お弁当を食べました。
遠足でうれしかったのか、子供たちがおいしそうに、にこにこしながら食べていました。
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お弁当を食べて、植物園を散歩して、満足して、福岡市動植物園を後にしました。

2007年11月12日薬煎院薬局から

 子を持つ親としては、自分の子供の将来について心配ですよね。ブログを書いている私もその一人です。
 振り返ると私自身も「勉強しなさい」と両親から耳にタコができるほど言われました…。キッズプレイスに時々お邪魔しますが、小さなお子どもたちが机で文字や数字の勉強している姿を見るとほほえましくなります。
 今日は、小さなお子さんの子育てにすぐに役立つ内容ではないかも知れませんが、勉強のことについてブログを書いてみたいと思います。

 私自身の偏見に満ちた?考え方かも知れませんが、勉強そのものはテクニックの問題(勉強の仕方の問題)だと思っています。
 昔から「学問に王道なし」と言いますが、王道でなくても「コツ」さえつかめば「面白くて楽しい道」にすることはそれほど難しいことではないと思います。人間楽しければ、人から「やめなさい」と言われても突き進むようになります。私の知人に勉強好きのお子さん(中学生)がいて、両親が「勉強はほどほどにして遊びなさい」と言っても四六時中勉強して困っているそうです。「勉強をやめて早く寝なさい」というと寝床の中で懐中電灯をつけて本を読んでいるらしく、本人は勉強が楽しくて仕方がないらしいのです。

 大学時代のことですが、私は中学生3年生の子供の家庭教師をしていました。当時は(今もそうかも知れませんが)偏差値によって行ける高校が決まりました。先輩の紹介でしたが、偏差値44くらいのお子さんの家庭教師をすることになり、8ヶ月後に69の高校にすんなりと合格しました。両親にはものすごく感謝され、特別ボーナスとして中古の軽自動車をお礼にもったことがあります。大学生の私には嬉しいプレゼントでした。

 この子にどのようにして勉強を教えたか、皆さん興味がありますか? 実のところ最初から全ての教科について教えるようなことはしませんでした。当初は「理科」だけについて、その子が理解して「なるほど」と納得して、ニッコリと笑うまであらゆる事例を引っ張り出して徹底的に教えました。これによりその子の理科の成績は急上昇し、1?2ヶ月ほどで無理なく95?100点をとれるようになりました。
 この子の場合、理科を教えるというより「ていねいに解説した」といった方が正しいかもしれません。誰でもそうだと思いますが、理屈もわからず詰め込まれるのは苦痛です。しかし理屈がわかりればだんだんと楽しくなります。

 理屈を知ることの楽しさが分かれば、あとは各教科のポイントについてエッセンス(要点)を教えるだけで、興味を持って勉強をするようになります。つまりその子は、それまで苦しい道と感じていた勉強を楽しい道に変え、知ること(学問をすること)の楽しさを知ったわけです。小さなお子さんでも理屈は同じで、楽しいと思わせることは大切だと思います。

 話がかなり飛びますが、これからの世の中の変化を考えると、今後は勉強だけが大切とは言えないかも知れません。今の子供たちにとって「別の能力」が、を生きるために必要になるのではないかと私は思っています。なぜなら(私自身、)勉強は、沢山ある生き抜くための方法の選択肢の1つに過ぎないと思うからです。
 詳細は割愛しますが、別の能力とは、将来の危険を察知したり、自分の将来のストーリー(物語)を紡ぎだす力ではないかと思っています。

 これからの社会はあらゆる意味でますます厳しさを増します。人口爆発と言われるように、世界の人口はあと40年ほどで現在の2倍の100億人に達します。人口が増えれば食糧問題や環境問題が深刻化し、貧富の差による生活水準の差がますます拡大すると思われます、最悪の場合、大規模な戦争になるかも知れません。
 一方で、今の日本のような少子高齢化が続けば、子供たちが大人になった時、重い税金に苦しむことになると思われます。また、若い労働人口に欠ける日本は、労働力を海外から出稼ぎに来た(あるいは移民して来た)外人に頼らざるを得なくなり、治安の悪化も考えられます。

 勉強ができてよい大学を卒業したとしても、世の中を生きる力がなければ、結局は器用貧乏に陥る可能性があります。むしろ勉強が出来なくても雑草のように生き抜く力があれば大きな財を成すことも不可能ではありません。

 今の子供達が大人になる頃のことを考えると憂鬱ですが、勉強の他にどのような能力を身につけさせるべきか考えてあげることも親の責任かも知れませんね。