キッズプレイスのブログをご覧いただいている方は大半は、小さなお子さんをお持ちになるお母さんだと思います。そして、ほとんどのお母さんが例外なく、子育てを大変なことだと感じたことが一度はあるのではないでしょうか。
特に兼業主婦として働かれているお母さんは、仕事のほかに育児や家事もこなさなければならず大変だと思います。夕食が終ってから就寝するまでの間はきっとバタバタ状態ではないでしょうか。でも、そんな必死で暮らす毎日の中で、可愛いお子さんの寝顔を見ると「明日も仕事を頑張ろう」と思える瞬間があると思います。
一方、普通にみると、兼業主婦のお母さんに比べれば、専業主婦のお母さんの方が楽だと思われがちですが、実際はかなり違うようです。先日テレビで見たのですが、自宅で子育てと家事をこなす専業主婦のお母さんの一日の運動量を、外でバリバリと働くお父さんの運動量を比較すると、なんとあまり変わらないとのことでした。これには非常に驚きました。
専業主婦のお母さんはこの運動量に加えて、お子さんと2人きりで過ごす時間が多くなり、いろいろな意味での精神的なストレスも加わって来ます。経験した人でないと分からないかも知れませんが、「専業」しているがゆえに社会との交わりが少なくなり、兼業主婦のお母さんと違ってストレスを分散するような仕事がなく、ストレスがたまりやすいのではないでしょうか。
昔は、おじいちゃんやおばあちゃんがいて、家庭を守るお母さんも息抜きが出来たのですが、核家族化が進んだ今では難しと思います。最近では、孫と遊ぶのは気が向いたときだけで十分という「自由」を求めるおじいちゃんおばあちゃんも多いようです。
医療の世界で「QOL」という言葉があります。これは「生活の質」という意味で、「Quality of? life」の頭文字を取って略したものです。
(経済的な理由で働いている方もあると思いますが)、兼業主婦のお母さんは、自分の持つ能力の発揮の場や生きがい(働きがい)を求めて積極的に社会に交わることによりいろいろな刺激を上手くこなして行くことにより自らQOLを向上させるチャンスがあります。
専業主婦のお母でも、周囲のコミュニティの中で活躍するなど、QOLを向上させている方もいると思いますが、もし肉体的に疲れを感じて、精神的にも閉そく感を感じているなら、一旦立ち止まって、現在の自分のQOLについて考えてみるべきではないでしょうか。日本人は男性も女性もストイックに頑張りすぎる人が非常に多いので、子育てや家事についても、時には「頑張りすぎない努力」をする必要があると思われます。そして、それは、決して悪いことではなく、「上手に長く続けていく」ために必要なテクニックだと思うのです。そしてそのような時にこそ、キッズプレイスを役立ててほしいと思います。