小笹長丘保育園 豆まき
今年も節分、豆まきがやってきました。去年はほとんどの園児が泣いて先生の後ろに隠れたり、鬼が近づいてくると「いやー!!来ないで」と泣きながら逃げ回っていましたが、さて今年はどんな豆まきになったのでしょうか?
1月に入り各ご家庭から牛乳パックを集めました。その牛乳パックを使い1月下旬に豆まきの豆を入れる「升」を鬼の顔に製作しました。牛乳パックに先生が画用紙を張り付け、そこにマジックやクレヨンで色付けをしていき、鬼の目やつのなどにも色を描き込んで自分たちで張り付けていきました。
高年齢児のお友達はさすがという上手な仕上がりで、低年齢児のお友達も目や口などずれたりもしていましたが、みんなそれぞれ個性が出ていてとてもかわいい升が完成しました
2月3日節分の日が近づいてくるにつれて子ども達も少しずつ緊張していくのがわかりました。そして豆まき当日在園児の高年齢児のお友達は「今日こそ鬼を退治する」と朝からはりきっていました。今年度から入園したお友達はどんな鬼が登場するかわからず、つられて一緒になって「がんばる」とはしゃいでいました「悪い鬼を退治しよう」と先生からみんなが製作した升に豆を入れてもらい、鬼退治の準備は整いました。
そして園長先生とM先生が鬼に扮して登場しましたそのとたん子ども達の表情が一瞬にして変わりました。あれほどはりきってはしゃいでいたお友達が大泣きです
先生の後ろで顔を隠しているお友達や鬼が近づいてくると逃げ惑うお友達や放心状態のお友達とみんな大パニックです。中には泣かずにがんばって鬼に豆を投げているお友達もいました
そんなお友達のがんばりもあって悪い鬼を無事退治することが出来ました。鬼がいなくなってもしばらくは泣き声が響いていましたが、少しずつ落ち着きを取り戻しようやく静かになったところで、園長先生とM先生がいつもの姿で戻ってきてみんなキョトンとしていました。がんばって豆を投げていたお友達は緊張の糸が切れたのか、先生に「なんで鬼なんかになるのよー!」「怖かったじゃない!」と泣きだしてしまいました。本当はすごく怖かったのに一番お姉ちゃんだから小さいお友達の為にがんばってくれていたみたいです。
こうして小笹長丘保育園では無事豆まきが終わり、悪い鬼がいなくなりました。ご家庭でも豆まきをしましたとお聞きして、みんな良い子になれましたね。子ども達に伝統行事を少しでも経験させて上げれて良かったです。来年はどんな豆まきになるか今から楽しみですね。