子供達の水分補給と、お母さんお父さんの水毒(1)

2009年6月17日薬煎院薬局から

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キッズプレイスでは7月から子どもたちの楽しみの「プール」が始まりますが、福岡では梅雨入りが宣言されたにもかかわらず?、どういう訳か雨が降りませんね。これには少し困ったものです…。

小笹長丘園でも平尾大楠園でも園児さんは園内でみんな元気に走り回っています。遊びまわっている子供たちはいつも元気いっぱいで、園内では汗だくになっています。赤ちゃんも、この季節になるとたくさん汗をかいています。

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今回は2回に分けて、(1)子供たちに必要な水分補給と、(2)お母さんやお父さんの水分の摂りすぎによって起こる「水毒」について書かせて頂きたいと思います。

<子供たちに必要な水分補給について>
小さなお子さんを持つお母さんなら、子育てのための雑誌や育児書で小さなお子さんが脱水症状になりやすいことを一度は目にされたことがあるのではないでしょうか…。

2歳未満の子供をお持ちのお母さんは、特に夏場の脱水症状に気をつける必要があります。

大人であれば腎臓によって体外に排出される水分量、つまり「おしっこの量」を調整して、体内の水分量をコントロールできるのですが、子供はこのような腎臓の水分調整機能が未発達なため(大人の約半分程度)、体中の水分が余計におしっことして出てしまい脱水状態が起きやすくなります。

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大人でも24時間水分を取らないと、死にそうなくらい喉が渇くと思いますが、赤ちゃんではこの大人の24時間が7時間くらいの時間に相当します。つまり赤ちゃんは大人の3~5倍のスピードで体の水分が不足していきます。具体的な量では、大人の1日の水分必要量が、体重1kgにつき30-50mLとなっていますが、生後1ヵ月から1才未満の乳児で120-150mLです。また1才から6才の幼児で100-120mLとなっています。
(上記の水分量は食事から摂る水も含まれます)

もし夜中に一度も起きない親孝行な赤ちゃんがいたら、それは大人でいえば24時間以上水分を取っていないことになります。そう考えると赤ちゃんが喉が渇いて夜泣きをするのも仕方ないと納得できるかも知れませんね…。ちなみに我が家では、娘が赤ちゃんだった頃、寝る前に欲しがるだけミルクを飲ませていました。ほとんどミルクを飲みながら寝てしまっていましたが、夜泣きをすることがほとんどありませんでした。

水分が失われるときに、同時に塩分も失われます(特にナトリウムイオン、記号ではNa+と書きます)。ヒトの血液は100mL当たり0.9gの食塩を溶かした水と同じぐらいの濃さがあります(正確に言うと血液とおなじ浸透圧があります、生理食塩水とも言います)。海水よりは薄いので無理して飲めないことはありませんが、飲料用としては塩分が濃すぎます。
子供たちには乳幼児用イオン飲料などが売られているので、このようなものがお勧めですが、お金をかけなくても家で作った麦茶にほんの少量の塩を(100~200mLに耳かき0.5~1杯ぐらい)入れるとよいかも知れません(ただしこれは夏場の暑い時だけにしておいてください)。

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夏場は水分補給の他に、できるだけ新鮮な果物を食べるとよいと思います、天然型のビタミン、水分、糖分、塩分に加え、ポリフェノールやクエン酸などの体に良い有機酸などをたくさん摂ることができます。

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以上のように、小さな子供達には、夏場の水分摂取が特に大切ですが、同様に大人でも小まめに水分補給をすることが、熱中症などの予防の観点からも大切になります。
しかし、大人の場合は、水分をむやみやたらに取り過ぎると思わぬ“副作用”があります。

最近は、マスコミの影響なのか「血液さらさら」であることがブームとなり、1日に1.5Lや2L、はたまた3L?の水分を取ることが良いように言われていますが、やはり「過ぎたるは及ばざるがごとし」の格言通り、徐々に水毒症状が現れてきます。

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次回は過剰な水分摂取が招く、「水毒症状」についてブログを書かせて頂きます。

2009年6月17日薬煎院薬局から

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