どうしてこの場所なの…

保育所から

キッズプレイスは少しわかりにくい場所にあると思われるかもしれません。実は、キッズプレイスの保育士の先生方からもそんな指摘がありました。バス停から歩いて4分ですが、確かに園は踊りに面しておらず、少し住宅街に入った場所にあります。
これにはいくつか理由があります。
1つは交通量が多い場所であると、お子様、お母様を含めて事故の危険性があること。
2つ目は、お子様がアレルギーになる可能性を抑えるためです。

園が通りに面していると、お子様が道路に飛び出した時にとても危ないですよね。また園の前に車を止めることも難しくなります。実のところ、キッズプレイスの場所として通りに面したテナントを探していたこともありましたが、やはり危険と判断して探すことをやめました。

2つ目の理由ですが、専門家による研究結果によると、交通量の多い道路に沿って喘息やアレルギー疾患を持つ患者さんが多いことが統計的に分かっています。また、動物を使った実験により、ディーゼル車が排出する黒い粉じん(カーボン粒子)がアレルギー(喘息)を助長することが明らかになっています。カーボン粒子そのものはアレルギー(喘息)を引き起こしませんが、スギ花粉やハウスダストなど、アレルギーの素となる「アレルゲン」と一緒に体の中に入ると、免疫細胞を悪い方向に活性化してアレルギー反応を増強する方向に働きます。

長時間お子さんをお預かりする保育所の立地を考える時、できるだけバスやトラックなどが通る道路から離れているほうが、将来、お子さんがアレルギーや喘息にかかる確率を低くすることができると思われます。

専門家の間では、アレルギー症状の発症をコップの水に例えられるそうです。コップに水を注いでいくといつかは溢れてしまいますが、アレルギーの発症はこれに似ていて、一度溢れると元(コップが空の状態)には戻りません。
現在アレルギーでなくても、コップの水が少しずつ満ちて行くように、将来いつかは溢れるかも知れません。人によってそれぞれのコップの大きさが異なるので、一概に何時アレルギーになるとは言えないのです。

アレルギーを予防するには、できるだけアレルゲンや助長因子(ディーゼル・カーボン)を遠ざけ、規則正しい健康的な生活を送ることが一番です。キッズプレイス小笹長丘保育園の開設にあたり、3つ目の条件として「南側で、一日じゅう日当たりのよい場所」を探しました。

現在の園の場所はこれら3つの条件を満たした場所でした。キッズプレイスは、小笹の鴻巣山のたもとでお子様の健康にもプラスな環境です(これらの環境に加えて、園内では空気清浄機を室内に設置しています)。

キッズプレイス小笹長丘園はいつでも気軽に見学可能です。一度遊びに来てみてくださいね。

保育所から

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